紀橡姫

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(709-782)
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(???-???)
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(???-789)

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(786-853)
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(???-???)
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(???-???)
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(???-???)
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(???-???)
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(????-????)
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(????-????)
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(????-????)
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(????-????)
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(1265-1294)
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(1268-1312)
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(1291-1351)
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(????-1627)
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(1576-1633)
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紀橡姫(???-???)

生没年 ???~ 和銅2(709)年9月14日
贈太政大臣紀朝臣諸人
不明
白壁王(光仁天皇)
難波女王(難波内親王)
御陵 吉隠陵(奈良県桜井市吉隠)

 紀朝臣姓。父は内蔵頭紀朝臣諸人。母は不明。天智天皇子・志貴親王(施基皇子)家に入り、難波女王(難波内親王)と白壁王(光仁天皇)を産んだ。志貴親王にはすでに天武天皇女・多紀内親王(託基皇女)が配されており、橡姫は妾人の一人であったと思われる。橡姫についての具体的な事歴はまったく伝わっておらず、光仁天皇「母曰紀朝臣橡姫、贈太政大臣正一位諸人之女也、宝亀二年十二月十五日、追尊曰皇太后」(『続日本紀』)とあるのみである。

 志貴親王(施基皇子)家に入った時期は不明だが、和銅2(709)年10月生まれの白壁王には姉・難波女王(難波内親王)がいることから、少なくとも慶雲4(707)年以前となる。父・紀朝臣諸人は慶雲4(707)年2月25日に従六位上から従五位下へ叙され、その後内蔵頭に任じられて宮中に詰めていることから、このあたりの時期かと思われる。

 父・紀朝臣諸人は和銅2(709)年3月5日、「陸奥越後二国」で叛乱が報告された蝦夷討伐の「征越後蝦夷副将軍」として越後国へ出兵。8月25日、「征蝦夷将軍」の民部大輔・佐伯宿祢石湯とともに帰洛して追捕の報告をしている。

 そして、この帰洛とほぼ同じ「己酉年九月十四日」に娘の「皇太后(橡姫)」は「崩」じた(『類聚三代格』)。ただし、白壁王は橡姫が亡くなった和銅2(709)年9月14日より後の10月13日の誕生とされていることから、白壁王の生誕か橡姫の没年のどちらか、または両者が誤記となる。白壁王は天智天皇系の皇孫でしかも庶腹の次男という出であり、践祚することは想定されておらず、諸王の一人として正しい出生の記録が残っていなかった可能性がある。また、紀橡姫も志貴親王の正妻ではなく妾人であり、その死去の記録もまた残っていたかどうか疑問である。いずれも後世の伝である可能性も捨てきれない。

 神護景雲4(770)年10月1日、子の白壁王大極殿において践祚(光仁天皇)すると、翌宝亀2(771)年12月15日、「勅、先妣紀氏未追尊号、自今以後、宜奉称皇太后、御墓者称山陵、其忌日者亦入国忌例、設斎如式」(『続日本紀』)と「皇太后」を追号され、墓(奈良県桜井市吉隠)は「山稜」とし、忌日には国忌として斎を設けることと定められた。

 紀朝臣橡姫の父・紀朝臣諸人(贈従一位)は、延暦4(785)年5月3日、曾孫にあたる桓武天皇より「宜追贈朕外曾祖贈従一位紀朝臣、正一位太政大臣」と、さらに一階上げて「正一位太政大臣」を追贈された(『続日本紀』)


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