…新世紀・市制施行80周年記念事業…
新世紀・市制80周年記念事業といたしまして、平成13年5月26日(土)に千葉生涯学習センターにおきまして、「千葉氏とその時代」というテーマで講演会を行いました。堂本暁子氏(千葉県知事)に開会のお言葉を頂戴しました。
基調講演は福田豊彦氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)をお招きし、「千葉介常胤は、歴史上どのような事をした人物か」、そして「鎌倉幕府はどのようにして創られたのか」という問題を、年表などを用いて簡潔に説明いただきました。
さらに、「東国の自立」という視点で、中世文学を専門としている佐伯真一氏(青山学院大学教授)に国文学の立場からお話していただき、仏教美術の視点から佐藤昭夫氏(元国立博物館彫刻室長)にお話をいただきました。
午後のパネルディスカッションでは、コーディネーターとして関幸彦氏(鶴見大学教授)をお招きし、福田氏や佐藤氏、佐伯氏のほか、笹生衛氏(千葉県史料財団調査員)、浜名徳順氏(芝山観音教寺副住職)ら千葉氏に造詣の深い方をパネラーとして加わっていただきました。
第三幕では、演出家の大川義行氏をコーディネーターにお招きし、クイズやビデオ上映、吟遊詩人の高岡良樹氏に、千葉氏の遠祖・平常将に伝わる「羽衣伝説」を語っていただきました。最後に千葉妙見祭の紹介が千葉神社の氏子の方々によってなされ、時間を大幅にオーバーするほど盛大な講演会となりました。
同じく、市制施行80周年記念事業として、「千葉氏とその時代展」が千葉市立美術館にて行われました。出展品そのほか詳細はこちらにて。
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