千葉氏顕彰会では、平成21年12月1日から12月3日まで、第10回県外視察研修会「伊勢神宮と妙見信仰をたずねて」を実施いたします。
伊勢の妙見信仰は、鎌倉時代後期頃より盛んになりました。これには、真言宗の名僧・通海が深く関わっています。通海は伊勢神宮の祭神・天照大御神と妙見菩薩が同体であると主張し、神宮神官・度会家の檀那寺であった常明寺に妙見堂を建立し、木造妙見菩薩立像を造像して安置しました。
北極星を神格化した妙見菩薩と、太陽神であった天照大御神が同体とする思想は意外に感じられるかもしれませんが、中国の道教の思想では、「北辰(北極星)はこの全宇宙の最高神」とされるものがあり、北辰と同体である妙見菩薩と「記紀神話」に登場する天照大御神が同体とする思想は伊勢神道にも受け入れられ、伊勢を中心に全国に広がっていきました。
ここで成立した妙見信仰は、千葉の中世のものとも比較して研究することは大きな成果が期待できます。
今回の県外視察は、常明寺跡、伊勢の妙見堂など妙見信仰に関した旧跡と伊勢神宮外宮(げくう)・内宮(ないくう)や宇治橋などの視察を予定しています。また、この他にも斎宮歴史博物館や神宮の早朝参詣(希望者のみ)、御神楽(倭舞、人長舞)の奉納など盛りだくさんの企画をしています。
この機会に千葉と縁の深い伊勢神宮と伊勢の妙見信仰の息吹を感じ取っていただければ幸いでございます。
多数の参加をお願いいたします。
なお、参加希望者は予約の関係上、早めにFAXか電話で事務局までご連絡ください。
●予約の関係上、申込後のキャンセルにつきましては、費用を申し受ける場合があります。
日にち | 平成21年12月1日(火)〜12月3日(木) |
集合場所 | JR千葉駅前(NTT千葉支店前) |
集合時間 | 午前7時15分(時間厳守です) |
行程 | 【1日目:12月1日】 JR千葉駅NTT前―高速道路(途中休憩4回・食事1回)―+ | +―――――――――――――――――――――――――――+ | +―伊勢IC――斎宮歴史博物館―――神宮会館 **************************************************** 【2日目:12月2日】 神宮会館――――――常明寺跡・妙見堂――――昼食――――+ | +―――――――――――――――――――――――――――+ | +―伊勢神宮外宮・内宮―――鳥羽(戸田屋) **************************************************** 【3日目:12月3日】 鳥羽(戸田屋)――鳥羽港〜〜伊良湖岬―舞浜(昼食)―――+ | +―――――――――――――――――――――――――――+ | +―浜松西IC―高速道路(途中休憩4回・食事1回)―――+ | +―――――――――――――――――――――――――――+ | +―穴川IC――JR千葉駅前 ※見所:斎宮歴史博物館、伊勢神宮の早朝参詣、神楽舞(倭舞・人長舞)の奉納など ※伊勢神宮と伊勢の妙見信仰については、関係専門家による案内を お願いします。 ※帰着予定時刻は18時30分を目標にします。 |
参加費 | 会 員:60,000円 非会員:65,000円 (いずれも昼食代を含む) |
募集人数 | 28人(定員に達し次第、締め切らせていただきます) |
申し込み方法 | 名前・住所・連絡先を千葉氏顕彰会事務局までご連絡ください |
問い合わせ先 | 千葉氏顕彰会事務局 |